経営理念とは、その人の「考え方」であり、経営をする上での強い信念、哲学、倫理観、そして弱い自分への戒めです
そして、経営とは、人(社員と顧客)を幸せにする手段、道具です
経営をするための道具が社員ではないのです
主客転倒しないように考えることが大切です
また、経営とは自分(経営者)の想いの実現です
ですから、「経営理念とは=人を幸せにする誓い」ということになります
以上から、【経営理念をつくるポイント】目安は以下のようになります
(1)私はだれ =使命(自分自身が生まれてきた目的、自分の命を使うもの)
(2)なんのために経営をする =経営の目的をはっきりさせる
(3)何をする =目標
(4)誰のためにこの事業をする
(5)判断基準(商品、品質、行動についてこうする)
つまり
(1)WHO(だれが)
(2)WHY(なぜ)
(3)WHAT(なにを)
(4)WHOM(だれに)
(5)HOW(どうする)
を項目にするといいのです
この目安に沿って経営理念を考えるといいのです
・私はどんな使命のためにこの世に生まれたのか?
・私の強みはなにか?
・私は何をすると世に貢献できるのか?
ということです
使命とは命を使うと書くのですから、自分の命を使うものです
命を懸けてこの仕事をやるというものこそが使命となります
わが身を捧げる、というものです
人より優れた自分の強みを活かして、徹底的に一つのことに時間をかける、つまり、いのちを捧げる
それが事業となるわけです
それは自分だけよければいい、というものではなく
世のため人のためになっているもの
つまり、人の役に立ち、喜ばれ、感謝されるものであることです
ここに考え方、つまり経営理念があらわれるのです
人が幸せを感じるのは、人の役に立った時です
人に貢献したときです
人に貢献して感謝されるからこそ、その仕事を続けられるのです
人に感謝されていることが実感できない仕事は長続きしません
自分のためにやっているのだけれども
結果的には人の役に立っている
人から感謝されている
そう実感できることが大切です
これこそが経営理念をつくるときのポイントとなるわけです