つまり、経営とは利他行。経営とは社員を守ること。人のために尽くすこと。社員は金もうけの道具ではありません。人は経営(仕事)を通じて、自己中心性の自分(自分勝手)から、人のために生きるということを学ぶ、学ばざるを得なくなるのだと思います。
はじめは、金儲けのためだけに経営をしても、会社を続けるためにはどうしても、お客様に合わさざるを得ない。自分のエゴを捨てざるを得ない。自分勝手にしていたら、会社は倒産する経営をお客様の為にやることになる。会社は自社の都合では生き残れなくてお客様に合わせて自分を変えることになる。
しかし、お客様に合わせて自分を変えることが、結局自分のためになる。自利利他。人によくすることが自分のためになる。巡り巡って自分のところに返ってくる。仮に返ってこなくても、人によくすることで得られる喜びが自分の中に起きる。 こう考えられるようになるために、世の中は厳しい現実を会社に突きつけるようです。
京セラの稲盛氏は 「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること。」
これ以外に企業の目的はない、と言い切っています。
経営理念のつくり方経営理念はまず、まねてもいいのです