経営理念の誤解ばかり言っていても仕方がないので結論を申し上げましょう
本質的な経営理念に「利他」という考えがないからおかしくなるのです
「利己」=自分中心の考え方
「利他」=人によかれという考え方
つまり、自分が金もうけをするという「利己」が考え方の中心だけだと欲望が肥大化して際限がない
そして、不安になる
しかし、人によかれという「利他」が考え方の中心になると不安がなくなり、幸福感が出てくるのです
「利己」的な考えをしている限り人生がうまくいかないのです
何をきれいごとをいっていると思われるかもしれません
しかし、いい会社の経営は一言でいうとこの「利他」に行きつくようです
こんな話があります
ある経営者の方は俺が金持ちになるために経営をし社員は金もうけのための道具としか思っていなかった
成功報酬型の給与体系で社員もたくさん稼げるようにする
しかし、社員の定着は悪く、経営がうまくいかない
まったくの利己、自己中心的な考えです
しかし、「利他」の考えをもとに私は「社員を幸せにするために経営する」と決めた瞬間から会社がよくなったそうです
仕事を通じて立派な社員を育成しよう、としたのです
例えば、できない社員がいると一般的にはどううまく切ろうかとなります
利己の経営です
そうではなくできない社員をどう育てようかという利他の発想になるわけです
経営理念、つまり、考え方の差が問題への正反対な対応の違いを生むことになるわけです