経営理念の誤解とは何かというと本質的な経営の目的についての考え方の違いから生まれてくるわけです
自分だけよければいいという「利己」の経営をしながら
付け焼刃的に理念を作りうまくやっておこうと考える人と
社員を幸せにすることこそが会社経営の目的だという「利他」の考えの人とでは判断基準が違います
人殺し以外何をしてもいいから受注して来い!という「利己」の考えと
社員が不幸になるような取引ならしない方がいい受注を断っても社員を守る
という「利他」の考えの違いです
つまり、本質的な「経営の目的」=考え方,経営理念によって経営の仕方が変わってくる
だから、根っこの部分が「利己」であるままで表面的な経営理念をいじくっても問題は解決しないのです
金もうけのために経営理念を作ったりしても社長の本質的な不安は解決しないわけです
また、利己の経営を続ける限り社員は会社の被害者のままです
利己を利他に変えることで社員に感謝され、みなが家族のような会社となり
働く意義が見つかり働くことこそが喜びとなるのです
実際に、そういう経営者にお会いすると会った私までが幸せを感じる時があります
なんと素晴らしい人生なのかと思います
経営理念とはそういうものなのだと思います