企業の目的

全ての企業の企業目的はこれだと思います

(1)人間性の追求
(2)社会性の追求
(3)経済性の追求

企業の目的 人間性の追求
企業にかかわる全ての人が仕事を通じて人間性を向上させる
企業の活動を通じて社会に貢献する
企業の活動を通じて利益を出し、企業を存続させ、社員の生活を守り、納税する

(1)企業の目的  人間性の追求
仕事とは人格の延長
だから経営者にとって最も必要なものは「品性」

仕事を通じて新しい人や環境に出会い己を磨き高めてゆく
会社は修業の場、道場、人間性を向上させる場

(2)企業の目的  社会性の追求
仕事を通じて社会の役に立つ
人に迷惑をかける会社ならない方がいい
人の役に立ち、喜ばれ、感謝される仕事をする

社員が幸せになる仕事をする 社員を守る
社員が不幸になる会社ならない方がいい

(3)企業の目的  経済性の追求
会社は利益を出すがそれ自体が目的ではない
利益は会社存続のための手段
社員が経済的な安定を得るための手段

そう考えると企業の目的はわかりやすくなります

企業の目的を整理すると

(1)人間性の追求
(2)社会性の追求
(3)経済性の追求

となります

ん?違うんじゃないか?

ドラッカーは「企業の目的は顧客の創造である」といったはずだ!と思いますよね でも、原文はこちらです
There is only one valid definition of business purpose: to create a customer.
Peter Drucker (ピーター・ドラッカー)
- ビジネスの目的の正当な定義はただひとつ。顧客を作り出すことである。

そう、ここが間違えやすいところです
business purposeの訳を「企業の目的」とするか、「ビジネスの目的」とするかで理解の仕方が違ってくるのです
「ビジネスの目的」、つまり商売の目的は、顧客を作り出すことであり、利益を出すことではない
しかし、「企業の目的」は(1)人を幸せにし(2)社会に貢献すること、そのために(3)利益を出すことなのです

会社とは手段です。会社とは(1)社員を幸せにし、(2)社会に貢献するための手段なのです。

会社とは社長の理念=考えを実現するための手段です。経営理念を実現するための手段として会社があり、その会社を継続するための手段として利益が必要になるのです。会社を経営する目的は(1)社員を幸せにし、(2)社会に貢献することです。そのための手段として(3)利益が必要になります。また、経営理念の実現のために会社という手段が必要なのです。この関係をしっかり押さえておくことが重要です。

「企業は社会の公器である」と、松下幸之助氏もドラッカーも述べています。つまり、企業とは社長の私物ではなく、公の器(うつわ)であるということです。企業は社会に存在させてもらっているものである。

「『全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること』これ以外に、企業の目的はないと、私は思っています」
(稲盛和夫/『心を高める、経営を伸ばす』

つまり、会社を経営する目的は(1)社員を幸せにし、(2)社会に貢献することです
従って、やはり、企業の目的はこの3つと言えるのです

(1)人間性の追求
(2)社会性の追求
(3)経済性の追求

企業は何のために存在するのか?
企業理念 経営理念
企業理念 経営理念 2

さかうえ塾

お気軽にお問合せください!

お問合せ・ご相談

連絡先 お問合せフォーム